職人さんの心遣いが詰まったドレッサーをお届けしました。

こんにちは。よこたです。

先日、素敵な女性に上質なドレッサーをお届けしたので、今日はそのお話をさせて下さい。

ご案内・お届けは国沢ですが、今日も代筆させていただきます。

 

 

お届けしたのは、ROSSI(ロッシ)というシャルドネの中でも最上級シリーズの品。

一面鏡ドレッサー、小引出し(ワゴン)、チェアの3点セットです。

全体的に直線的でシンプルなデザインにも関わらず、華美で優美なニュアンスを感じます。

しっとり艶やかな飴色の木肌は、上質なブラックチェリー材ならでは。

同じく飴色のしなやかな革製の取っ手がなんともおしゃれです。

チェア背もたれの、なだらかな曲線が美しい。

たおやめぶりな雰囲気漂う空間です。

たおやめぶりとは、女性的で優美で繊細な歌風を表現した言葉ではありますが、このドレッサーにも、このドレッサーを置いた空間にもピッタリな表現だと思います。

(それにしても、たおやめぶりなんて言葉を使ったの、いったいいつぶりだろう…。)

 

 

このドレッサーは、ROSSIシリーズの最後のひとつです。

広島・府中の、質の良い婚礼箪笥の産地、工場で作られました。

普段目にしないようなところにも格段に丁寧な仕事をしてくれる工場でした。

その工場が廃業されたので、本当に最後のひとつなのです。

 

お届けする前、国沢が丁寧にオイルメンテナンスしながらわたしに解説してくれました。

「よこたさん、見てみられ。ここ、こんな丁寧な仕事してある。」

見てみると、鏡の後ろの板がステンレス製の小さなネジで留められていました。

一般的にはタッカーで留められていることが多いそうです。

これは万が一鏡が破損したとしても、交換しやすいように、ネジ自体がサビないように、です。

わたし、この工場の職人さんの心遣いに感動をおぼえました。

他にも挙げればたくさん、心遣いを感じる箇所があるのです。

 

 

お客様は今年ご結婚されたばかり。

半年前に、ウォールナット材のこれまた上質でたおやめぶりなハイチェストをお届けしています。

そして今回はドレッサーをお届け。

(ちなみにハイチェストもドレッサーも同じ工場で作られたものです。)

必要な家具を、必要なタイミングで、審美眼ある目利きで選んでお求めになる、そんな印象の方です。

 

 

Y様、この度もありがとうございました。

他のお店も見て回られてのことですので、お眼鏡にかなう品がご用意できて光栄に思います。

どうか末永くご愛用下さいませ。

そして末永くお幸せに。