こんにちは。よこたです。
今日はフルオーダー家具のお届けのお話をさせて下さい。
わたし渾身の力で、溢れんばかりのおもてなしの気持ちを込めてご提案した家具なのです。
以前、スタッフブログにも書きましたが。
いつもご愛顧下さっているお客様より、フルオーダードレッサーのご提案をする機会をいただきまして。
加えて明るい照明をつけてほしいとご要望をいただいたのです。
ならば、やったことないけれど「女優ミラー」を提案してみたい。
「鏡のまわりに電球を配置した『女優ミラー』はいかがですか?」とうかがうと、好感触いただきました!
やったー!
わくわくが止まりません。
照明の基本的な知識は照明コンサルタント取得の際に学んではおります。
なので、いや、だからこそ、最高の女優ミラードレッサーをお届けしたい。
家具屋ですから、ドレッサーのつくりに関しては熟知しております。
その日から女優ミラーの研究をスタートさせたのでありました。
↓研究の備忘録をまとめたものがこちら
「女優ミラーを研究する!」
今回ご提案するドレッサーは、お母様とお嬢様が並んでお使いになります。
ミラーは据え置きか壁掛けか、1枚ものか小さめ2枚か…。
壁掛けで小さめ2枚ならば、お顔に陰影が出にくいように照明を配置できて、ご自分のお顔しか目に入らないだろうから落ち着いてお化粧できそう。
カウンターの下に浅い引出しを各2杯ずつ、おふたりそれぞれのメイク道具(小物系)をしまう引出しを作って。
引出しワゴンは、コットン、綿棒、ティッシュ、ドライヤー、スプレーなどおふたりが使う道具類を収納するため。
キャスターを付ければ、引出せば広々座れるし、使わない時はスッキリ、カウンター下に収納が可能。
ドライヤーなど美容家電を使うのに、コンセントも抜き差ししやすい位置で必要…。
天板中央・奥の壁側か、ミラー枠にするか…と悩んでいたところ。
コンセント付きスイッチをミラー枠に取り付けることを協力工場さんが提案してくれました。
女優ミラーに関しては電球をいくつ、どんな風に配置するかもかなり考えました。
女優ミラーというと、たくさんの電球を鏡の周囲に配置してあるのをイメージしますが。
とは言えやみくもに多く配置すれば良いというわけではありません。
眩しすぎるとか、使いづらいとか、絶対にあってはいけないので。
照明メーカーにお勤めの方より指南もいただきました。
(そのメーカーさんの商品を今回取り入れないにも関わらず…。感謝しかないです!)
ミラーの取付位置は、段ボールで実寸模型を作って体感いただき、お客様が使いやすい高さになるように決めました。
↓どんな風にフルーオーダー家具を提案しているのかはこちら。
「考える 描いてみる 作ってみる」
待ちに待った先日、お届けにうかがいました。
(わたしは気になって気になってうずうずしながら店番をしておりました。)
進捗状況がわかるよう、国沢が画像を送ってきてくれました。
まずは女優ミラーから作業をスタート。
電球を取り付けたぞ、という1枚。
今回、壁の中に配線を隠す工事は大がかりになるため、目隠しモールを取り付けることになりました。
でもそれは、お知り合いの電器屋さんにお願いをされるそうです。
そして完成がこちら!
ブラックチェリー材を贅沢に使ったフルオーダーの女優ミラードレッサー。
カウンター天板・引出し前板は無垢材を使っています。
その他のパーツは、ブラックチェリー突板(よくある木目をプリントしたシートではありません!)。
引出しは箱組で、中は桐材を使っています。
とにもかくにもすっごく素敵に仕上がって、わたし、嬉しくて飛び上がってしまいそうです!
お客様にもとても喜んでいただけました!やったー!!
「明るいけれど、眩しいことはなくて、お化粧しやすそう。」と奥様。
ご主人も「女優ミラーや!」とかなり驚いたご様子だったそうです。
お嬢様の反応も良かったようです。
嬉しくてたまりません、そして心からほっとしました。
すべすべツヤツヤなブラックチェリー無垢・オイル仕上げのカウンター天板。
いくら汚れても傷ついても研磨したらよみがえる、とは言えできるだけきれいに使いたい。
それは本当にそうですよね。
なので追加でカウンター天板の上にのせるガラス板をオーダーいただきました。
今、左側の天板に仮にのせているのは、昔の鏡台のガラス板です。
「あー、ガラス板を最初からご提案すべきだった!」と反省中です…。
反省は絶対に今後に活かすのだ!
実は、もうひとつスペシャルなフルオーダー家具をお届けしています。
でもこれはまだ途中のため、完成次第お話したいと思います。
Y様、この度もありがとうございます!
毎日が特別になるような、女優ミラードレッサー。
お嬢様と仲良く、末永くご愛用下さいませ。
12/26追記
ブラックチェリー無垢天板を汚れ・キズから守るため、1枚もののガラス板をご用意しました。
国沢曰く、ガラス板を置くとブラックチェリーの木目が一層浮かび上がるように美しく見えるそうな。
(それなら斜め上からとか、それがわかるような角度から撮ってくれたらよかったのに。六代目よ!)
点灯OFFだとこんな感じ。
可愛い。
点灯ON!
うん、素敵♡
これからどんどん深い飴色になって、ますます素敵になっていきます。
ブラックチェリーって魅力的な木だなぁと思います。
わたしも女優ミラーが欲しいなぁ…。
そしたら女子力上がるかしら。