パイン材のダイニングセットを磨き上げました

こんにちは。よこたです。

台風一過の今日。

目覚めて、普段と変わらない平穏な一日の始まりに安堵です。

ニュースで他県の大きな被害状況を見ると辛くなります。

自然災害は決して他人事ではない。

たくさんの猫たちと暮らしているので、わが身に起きた場合のことをたまに考えます。

猫たちと一緒にどうやって避難しよう、とか。

猫たちの預け先はどうしたものか、とか。

考えても、ベストな答えはまだ見つかりません。

ただただ、普段どおりの暮らしができる今のありがたみをしみじみ感じるのです。

 

昨日の午前中、店主はダイニングテーブルとベンチのメンテナンスに出かけており。

よこたは店番をしておりました。

お昼過ぎに店に戻ってきた店主。

「よこたさん。今日はもう俺ずっと店におるし。台風ひどならんうちに、今日はもう帰っていいよ。」と。

なんという気遣いでしょう。ありがとうございます!

普段、ディスってばかりでごめんなさい!!

今までの行いを反省したのでした。

(あ、でも悪意があってケンカするわけではなく、上手くいくように、良くなるようにと思ってのことなので。)

これからも、遠慮なく、仲良くケンカさせていただいて(?)、店主が目指すより良いお店づくりのお役に立ちたいと思います。

 

思い返せば、30代後半の転職でめぐり合った国沢タンス本店。

前職がなかなかブラック風味でだったのです。

あちこち転勤、出張あり。

あってもいいけれど、休日が自家用車での移動日だったこと多々ある。まだ電車や新幹線なら道中休めるのに…。

サービス残業三昧・休日もサービス出社したり自宅でデスクワークしてもこなせないタスク。

身も心も疲れ果てて、でも年齢的に希望ある再就職は難しいのかな…と悩みに悩んだ末の決断でした。

あの時、決断してよかった!

(でもスポ根的・軍隊的に鍛えられたからこそ、今はいろんなことがんばれるのだと思います。そこは感謝。)

 

今はのびのび働かせてもらって、スキルを生かせてとてもやりがいを感じていますし。

こんな風になりたい!と憧れるような、いきいきと働く素敵な方々との縁をもらいましたし。

休みの日も、好奇心のままいろんなこと学べたり、遊んだりがちゃんとできる。

私にとっていい職場なんです、国沢タンス本店!

 

とまぁ、くすぐったくなるような話題はこの辺にしておきましょうか。

本題に行きます。

昨日の店主の仕事ぶりをご覧いただきましょう。

 

 

17年前からご愛用下さっているシャルドネのパイン材のテーブル、ベンチ。

メンテナンスのご相談をいただきました。

これからも大事に使いたいというその思い、家具屋として本当に嬉しいですね。

 

テーブルはヘコミはほとんど無いものの、シミのような汚れが目立っていました。

ベンチは汚れはほとんど無いものの、ヘコミが少し目立つような状況でした。

 

電動サンダ―という機械で表面を均一に研磨すること約1時間。

初めは粗目の、次に細かなサンドペーパーに付け替えて磨いていくと…。

色白のきれいな木肌に生まれ変わりました。

 

このままだと磨いた天板だけ白々と目立ってしまうので、シャルドネオリジナルのオイルを塗り込みます。

木目に沿って塗り塗り。

 

きれいに仕上がりました!

 

ベンチのヘコミには、濡れタオルの上からアイロンを何度か当てて、水分で膨らませます。

木には導管が通っているので(遠い昔、理科で習いました。)、そんなことができるのです。

パインはやわらかめの木材で、触れた感じが優しく心地よいです。

ゆえにヘコミやすいのですが、比較的簡単に直すことができます。

その様子の写真はありませんが、ヘコミを直し、サンダーかけて、オイルもしっかり塗り込みました!

 

 

メンテナンス完了!

微妙にボケた写真ですが(最後にちょっと外す、そこが天然・店主らしいところ♪)、テーブルもベンチも見事によみがえりました!

立ち会って下さったご主人、とても喜んで下さったとのこと。

嬉しそうに店主が話しておりました。

 

 

天然木を使ったオイル仕上げの家具は、こんな風にメンテナンスしながら末永くご愛用いただくことができます。

テーブル、ベンチとして第二の人生(木生?)をおくるパインの木。

現在もとても幸せそうで、なによりです。

 

M様、この度はありがとうございました。

また、何かございましたらご相談下さいませ。