ブラックチェリーのシューズボックス&ダイニングセットお届けしました。

こんにちは。よこたです。

今日は先日お届けした家具をご紹介したいと思います。

シューズボックス、テーブル、チェア、ベンチ。

ブラックチェリー材で作りました。

 

 

まず、アイキャッチ画像に設定したシューズボックスからお話しましょう。

シューズボックス、つまりは下駄箱のこと。

今までお使いのものが痛んできたので、新調されることになりまして。

メーカーさんのカタログをお見せしましたが、どうもしっくりこないご様子。

これまで国沢タンス本店がフルオーダーでお作りした納品事例をお見せしたところ、ドンピシャ!でした。

銘木を使っていますから、そこに在るだけで風格のようなものが空間に漂っているわけです。

その空間にピッタリのサイズ、使い勝手を考えて設計しますので、それはそれは満足するものに仕上がるわけです。

もちろんその分お値段も良いのです。

 

国沢がお宅にお邪魔して、ご家族皆様のお話をうかがいながら玄関をじっくり見せていただきました。

国沢タンス本店六代目、家具屋の道一筋35年の国沢資和がデザインをしました。

本当ならば国沢がご紹介すれば良いのですが、よこたが代筆させていただきます。

 

 

うちの店主、すごくないですか?

子どもの頃からたくさんの素晴らしい家具に囲まれて、箪笥職人の祖父・父の背中を見て育っていますから。

それなのに普段ディスってばかりでごめんなさい。本当に。

 

真ん中は引き違いで、左右は開きになっています。

引き違いの手掛け部分は、きれいな楕円で切り欠いて。

開きは、ブラックチェリー共材のつまみを取り付けました。

 

扉は框(かまち/枠のこと)も、鏡板もブラックチェリー無垢材です。

鏡板をフラットな面ではなく、羽目板にすることでなんとも言えない豊かな表情が出ています。

 

廊下側は、わざと開けてスリッパを取り出しやすくしています。

頻繁に行う動作ですから、アクションが少なくなるように考えています。

全体的にカクカクっとしたデザインですが、円柱脚の効果で角が取れたような優しい印象になっていると思います。

 

「デザイン見せて下さい。ブログにアップしたい。」と国沢に言ったのですが。

シャープペンシルで手描きした(しかもFの芯使っているから線がうっすいのです!)、とても他人様に見せれるようなものではないとの事。

はい、じゃあやめておきます…。

 

それにしても、デザインした国沢を褒めてやりたい(上から目線ごめんなさい)ですが。

いろいろ相談に乗って下さって、素晴らしい品に作り上げて下さった協力工場さんの高い技術を賞賛したい!

いつもいつも本当にいい仕事をして下さって感謝です。

 

 

 

お納めした品はまだあるのですよ。

ブラックチェリー無垢材で作ったテーブルとチェアとベンチです。

テーブルもベンチもチェアも、見た目はもちろん触れた感じがめちゃめちゃ良いのです。

きめ細やかで、超すっべすべ!

ずっとなでなでしていられるほど触れていて心地良い。

たぶん一番良く触れるし使う家具たちだから、心地良いということはとっても大事!ですよね。

 

 

 

お納めしたばかりの家具は、今はまだ白っぽいですが、どんどん艶やかな飴色に変化していきます。

今はまだ赤ちゃん、年月と共に深みが増して風合い豊かに育ちます。

その変化も楽しんでいただけたらと思います。

 

 

Y様、この度はまことにありがとうございました。

わたしも何度かご案内させていただきましたが、とても楽しいひとときを過ごすことができました。

どうかいつまでもご家族仲良く、健康にお過ごし下さい。

ご家族皆様に末永くご愛用いただけたら幸いです。

 

 

 

***** 5/7追記 *****

 

数日後。

国沢が用事でうかがった時、撮影させていただきました。

厚かましいお願いにも関わらず、ご快諾いただきありがとうございます!

 

 

すっかりいい感じで暮らしに馴染んでいますね。

 

家具がなんだか幸せそうに見えます。

棚板にシートを敷いて、大事に使って下さっているのですね。

店番が多いわたしとしては、あまり納品その後の様子を拝見する機会が少ないものですから。

本当に嬉しいです。

 

お庭でひなたぼっこ中だったワンちゃん。

ポカポカ気持ちよさそうないい顔。

めちゃめちゃ可愛い。

国沢のことを大歓迎してくれたそうですよ。